あばよ!借金大魔王!

結婚して13年。
最初から最後まで借金と大親友のおバカな旦那と先日ようやく離婚。
13年に及ぶ借金生活の軌跡を公開します。
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新しいブログを開設しました☆

皆さん、今晩は!
『あばよ!借金大魔王』は完結しましたが、
新たに新しいブログを立ち上げました。
今までとまったく違う内容なブログになりますが、ここにぺったんしますね。
新しいブログは

『それゆけ、シングルマザー、どんとゆけ!』 です。

かなりマイペースで勝手な私のつぶやきになりますが、よかったら遊びに来て下さいね☆
  
                ↓  ここからびゅーーんと飛んで下さいね。みみ

      それゆけシングルマザー、どんとゆけ!

         ねこ 
よかったら遊びに来てにゃ〜☆まったく持って画像にコメント意味なしです、ごめんなさい〜
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終わりの始まりー最後にー

元旦と離婚して早いもので、まだ少し先になりますが今年で3回目の春を迎えます。
月日が流れるのは本当に早い。
あんなに苦しくて辛かった結婚生活が今は過去の話になり、
決していい思い出ではないけれど、こうして苦い経験として語れるようになりました。
今、ここで笑って生きていけることのしあわせを感じながら思うことがあります。
それは感謝の気持ち。
改めて私に関わって支えてくれた両親や友達、
何より最近かなり生意気になって時々憎たらしく思うこともあるけれど、
私にとって一番の存在である娘に感謝したい気持ちでいっぱいです。
友達の助言がなければ、両親の愛情がなければ、娘が私のそばににいなかったら
多分今の私はここにありません。
今も尚借金男の元旦と人生を共にしていたのかもしれません。
弱い自分のまま、自信のないまま、変わろうともせず、ただ立ち尽くしたまま、
流されるように人生を送っていたと思います。
でも、いろんな力を借りながら私は変わることができました。
いろんな人の助けを借りながら、
最後は自分の力で自分の呪縛を解くことができたのです。
それが私の今の自信につながっているような気がします。
『やれないんじゃない。やろうとしなかっただけ。
やろうと思えば人はなんだってきっと出来る』

かつての私のように旦那の借金で苦しんでいる方は
私が思ってる以上に多いと思います。
かつての私のように苦しみ悩み、どうしていいのか途方に暮れている方もいることと思います。
私のブログがそんな悩める方々の何かの力になってもらえるのならと願い、
そして同時に自分の気持ちの整理をするためにこのブログを開設しました。

借金男は基本的に変わりません。
どんなに訴えても、どんなに願っても、基本変わることはないと思って下さい。
どんなに性格が優しくても、どんなに子供思いであったとしても
借金男であり続ける限り、それは本当の優しさにはなりません。
本当に家族のことを考えてくれるのなら、
自分の作った借金で家族を苦しめることなどは絶対にしないでしょう。
たとえどんなにいい夫でも父親だとしても借金から目をそむけてはいけません。
借金のためには借金男は手段を選びません。
そして常識は借金男には通用しないと思って下さい。
嘘も平気でつくでしょう、ごまかしもするでしょう、裏切りもするでしょう、
借金のためには家族に優しい面も見せるでしょう。
騙されてはいけません。
大事なことから目をそらさないで下さい。

そんな男に情けは無用です。
情けがある限り、借金男はますます自分に甘くなります。
自分に甘くなる分だけ家族や身内がその倍以上苦労することになります。
間違っても借金の肩代わりをしてはいけません。
絶対にしてはいけません。これは絶対です。
同情も今回だけならという気持ちも必要ありません。
やるなら目には目を、歯には歯をです。
強い気持ちで向かわなければ、共に借金に飲まれることになってしまいます。

そして借金男と共に生きようと思うなら。
借金男の背負う大きな負の財産を自分が代わってでも背負ってやるという大きな覚悟が必要です。
自分が苦しむことになろうと茨の道を歩むことになっても
人生、その男のために捧げるぐらいの覚悟がなければ
借金男と共に生きていくことは難しいと思います。
そのために自分の人生や子供の人生を簡単にあきらめないで下さい。
ご自分をあきらめないで下さい。
自分のことをもっともっと大切にして下さい。

一人で生きていく勇気がない気持ちも
子供の人生を一人で背負う責任の重さも
この先の将来を不安に思う気持ちも
たった一歩が踏み出せない自分への情けなさも
家族の再生を願う気持ちももちろんあるでしょう。
いつかは相手が変わってくれるかもしれないという小さな希望も抱くこともあるでしょう。
かすかな希望にすがってしまう自分もいるかもしれません。
このまま変われないと下を向いてしまうかもしれません。

でも人は変われます。ほんの少しの勇気を持ちさえすれば。
自分がその気にさえなれば。
相手が変わらないのなら、自分が変わればいい。
きっと変われます、だから自分自身をあきらめないで。
絶対頑張れますから、大丈夫。
私でも出来たんですから。
こんな私でも変わることができたんです。
だから、きっと変われます。
変わろうと思った瞬間から道は開いてくれるはずですから。

そしてどうか自分が変わる日のために心の準備をして下さい。
心の準備と共に少しづづ少しづつ自立できる道を探して下さい。
何より自分に自信を持って下さい。
自信が強さにつながり、前へ一歩踏み出す勇気が生まれます。
一歩を踏み出したら、後は前へ前へ進んでいくだけです。
本当に大切にしたいことも自分にとって大切にしたい人が誰なのかも
その時見えてくると私は思っています。

そばにいるお子さんの笑顔をどうかぎゅっと抱きしめて下さいね。
その笑顔をどうか自分の手で温めて下さい。
そのぬくもりで私達は癒され、励まされ、また頑張ろうと勇気が出ます。
子供達は日々成長し、日々たくましくなっていき、いつの間にか反対に子供達に
心を温めてもらうことになるでしょう。
そばにいる大切な子供達といっしょにしあわせになって下さいね。
そしてそのしあわせは気づくことができれば自分の近くにたくさんあることを忘れないで下さいね。

それから皆さんに伝えたいことがもうひとつ。
人は一人では決してないことを絶対忘れないで下さい。
皆さんは一人ではありません。
顔はたとえ知らなくても、同じように頑張る仲間がここにいることを
同じような傷を抱え、痛みを隠しながらも笑顔で頑張る仲間がここにいることを
どうか忘れずにいて下さい。
その気持ちを思い出してもらえるよう、このブログをここに残していきたいと思います。
明日へ向かって皆さん、上を見ながら大手を振って元気に歩いていきましょうね。

なんてとっても偉そうなことを長々と言ってしまいましたが、
口で言うほど簡単にいくものじゃありませんよね。
自分がここまで来るために何年かかったかと言うと13年。
文字に書いてしまえば数文字だけですが、13年はひと言では語れないほど長い年月です。
もちろん悪いことばかりの13年ではありませんでしたが、
自分が変わるまでにかなり長い時間を掛けてしまったことは間違いようのない事実です。
後悔は決してしていませんが、もっと若かったら、もっと早くに変われていたらと思うことがあります。
悩んでる皆さんには一日でも早く新しい人生を切り開いて欲しいと願います。
苦しみや悩み、それぞれにそれぞれの事情があり、
一概にこうだからこうした方がいいよとはもちろん言えませんが、
私の経験が少しでも悩んでる方の力になれたら、
悩んでる方の背中を押すことが出来たらこんなにうれしいことはありません。
人生思い立ったら、やり直しは何度でもききます。
何度もでもやり直しができるよう、スタートラインは早く切った方がいい。
何より自分のため、お子さんのために。

ほんの少しの勇気、
私でも変われるという自信、
そして明日への希望。
皆さんがそれぞれに笑顔で未来を切り開いていく姿を願いながら
このブログの最後としたいと思います。

かなり回りくどい言い方をしたり、読みにくい箇所も理解できない部分も多々あったと思います。
勝手な都合で長期のお休みをしてしまったのにも関わらず、
ここで待っていて下さった皆さん、本当に長い間おつきあいしてくださって感謝しています。
このブログを続けることで、大切な出会いをいただくことが出来ました。
このご縁は簡単に切れるものではありません←一方的な思いです〜ご勘弁を!
まだ決まっていませんが、新たなブログを考え中です。
今度は多分私の性格のようにまったりとろとろな内容になると思いますが。。。
それでもよかったら是非声を掛けて下さいね。
詳しく決まりましたら、ここにぺったんしますね。

ここでたくさんの温かい気持ちをいただくことができました。
共に頑張りる仲間を見つけることが出来ました。
それは私の大きな宝物です。
応援してくださった皆さん、通りすがりの皆さん、こんな私に関わって下さって感謝しています。
長い間本当にありがとうございました。

ブログはこれで最後になりますが、私達の人生はまだまだこれからです。
これから自分の人生にどんな色をつけられるでしょうか。
自分だけの色にこれから染めていきたいです。
皆さんのこれからの人生がしあわせオーラでいっぱいになりますよう願って最後にここからにエールを贈ります!

皆さんに幸あれ。

ファイトです、皆さん♪
おっとその前に自分もね☆



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離婚後の話ー番外編その5−

娘がお泊りから帰ってきた。
それはもう何日かは夢うつつ状態の娘だった。
Мちゃんやお友達に会えたことももちろん元旦に再会し、
あれやこれやと欲しい物も買ってもらい、うはうは状態のまま現実に戻って来たように見えた。

元旦から電話があったのは娘が帰ってきた翌日のことだった。
突然何の用事だと言うのだろう。
もう話すことなんてないのにと思いながら元旦の話を聞くことになった。

『あのさ、今俺、もう何年ぶりになるのか忘れたけど、
久しぶりに実家に帰って来てるんだよね』

どうやら今回元旦は1週間ほど休みを取ったらしい。
まとめて休みを取ったから、久しぶりに実家に顔を出してみようと考えたのだろうか。
さぞや義母も喜んでいるだろう。
でも、そんな話私は聞きたくない。
一体何の用事だと言うのか。

『久しぶりにのんびり出来ていいんじゃない。
それはいいんだけど、今日は何か用があって電話してきたんだよね?』

『まぁね。。。
愛は元気に戻ってきたよね?』

『もちろん、楽しかったみたいよ。』

『。。。あのさぁ、こんな事言うのもなんだけどさ、
そっちのじいちゃん、ばぁちゃんと愛うまくやってるの?

突然何を言い出すのか、この男。
なんだか再び嫌〜な予感がした。

『なんなの?突然なんでそんな事言うのよ』

『愛に聞いたらさ、そっちのばぁちゃんえらく怒ったら怖いらしいじゃん。
この間もばぁちゃんに怒られて怖かったって愛が真剣に訴えてたぞ。
それってどうかと思うんだけど』

。。。
愛からどんな話を聞きだしたのか知らないが、この男大きな勘違いをしている!
愛のこと、ものすごくかわいそうだと思ってない?
実家でいびられてると思ってる?
ちょっと待った、待っただーー

『愛がどんな話をしたのかわかんないけど、悪いことをしたらちゃんと怒るのは当たり前の話だよね。
愛が怒られたのにはそれなりのちゃんとした理由があるんだよ。
ばあちゃんは愛のことを思って叱ってるんだから。
仲が悪くなんてちっともないし、愛だってもちろん怖がってる訳じゃないよ。
だから元旦が心配しなくてもいいから』

『でもさ、ちょっと違うんじゃないか。
俺の親ならそこまで怒りはしないぜ。ちゃんと言ってわからせるさ。
母親が怒る役目をするなら、父親がなだめて諭すってフォローをするだろ、普通は。
(自分はその役目をやってきたと言わんばかりの口調)
ばぁちゃん、じぃちゃんっていう役目ってあるもんじゃないのか』

あらららら、この男。
私の親がまるでその役目をなしてないとおっしゃる?
一方的に娘を威圧的に怒ってるとでも言いたいのかしら。
自分の親ならただ怒って怖がらせたりするようなマネはしないと?
よくもそんなことを言えるものだと思った。
自分の親も含めて自分の方がもっとうまく子育てできるとでも思っているのだろうか。
役目、役目と言うけれど、あなたこそ一番大事な役目をなしてなかったってことに
まったく気づいていないじゃあ〜りませんか!
今までずっと娘のそばにいた訳じゃないくせに
自分の都合のいい時だけかわいがるだけかわいがって、
後は全部お任せします〜って逃げてたくせに何を言うんだか。
今まで子育てのいいとこ取りのあなたに子供を育てるって本当の意味なんてわからない。
それなのに偉そうに言うなーーちゅうの!
あなたにそんなこと言われたくなんてなーーーーい!

『あのね、あなたの家ではそうだったかもしれないけど、
ただ優しく接すればいいってもんじゃないと私は思ってる。
誰も愛のことが憎くて叱ってる訳じゃない。
優しくするだけなら、どれだけ楽な話か。
子供に教えるってそういうことじゃないじゃ思うから、私は。
悪いことをした時は本気で叱って、いいことをした時はたくさん褒める。
そうやって愛には接してるつもりよ、私も私の親も。
私たちは私たちで一生懸命家族として頑張ってる最中なの。
愛は深い意味があって言ったんじゃないと思うし、
決して激しく叱ってる訳じゃないから。
それはほんと心配しなくていいから』

『俺はさ、ただ愛がかわいそうに思ったんだよ。
なんかいつも怒られてるって感じがしてさ。
実家に戻ったって、それじゃ意味がないじゃん。。
まぁ、そうペンシルちゃんが言うならそれで構わないけどさ』

話を聞いてあきれた。
元旦はやはり何が原因になり、誰のせいで離婚に至ったか、あまり自覚していないように思う。
言葉の端はしにその気持ちが現れていると思った。
離婚は自分の本意ではなかった。
聞けばペンシルちゃんは細々パート生活で暮らしていると聞くし、
愛は愛で肩身の狭い生活を強いられている。
こんな状態で自分と離婚して以前よりもしあわせにやってると本当に思っているのか。
離婚なんてしなきゃよかったものを。
そんな元旦の気持ちが見え隠れしていたように思う。
娘を不幸にしたくないという気持ちが根底にあったのでしょうが、とんだお門違いって話です。
まずは己を知れ
その言葉を元旦に捧げたいと思います。
それから話を聞いてやるわ。

元旦はそれから思ってもいない要求を私に求めた。

『でさ、話は変わるけど、今回うちの親にも愛を会わせたいんだよな』

なんだと、今度はそう来るかーーー
実家へ帰ったのは、それが目的だったってこと?
昨日まで会ってたじゃない。それで十分じゃない。義親までいいって。もういいじゃない。

そっちの親だけずるいじゃん。いつもいっしょでさ。
うちの親もすごく愛に会いたがってるんだよ。
せっかくこっちに戻ってきたし、会ってもいいだろ』

ずるいじゃんって。。。
ずるいとかずるくないとかそういう問題なのか?
なんで今、義親なの?どうして。いつもの親孝行?
つい先日娘に再会して、一気に自分の中で娘コールが起きてもう止められないと言うのだろうか。
前置きなしの突然のフイ打ちに私は訳が分からなかった。
なんなの、急に。いきなり突然どーしたって言うの。
今までそんなに娘、娘と騒いでなんていなかったくせに、
急に父親面するってどういう風の吹き回しなの?
だったら今までどうして父親らしいことしなかったのよ。
それに娘がそんなに不憫に思えてかわいそうで仕方なく思う前に少しは考えないのかしら?
誰が本当はそうさせたのかを。
とんだ勘違いもいいとこだわ。
娘は不憫でもなんでもない。
不憫にしたと言うならそれは誰でもないあなたなんですから。

『急な話だし、今回は愛も帰って来たばかりで疲れているから、またの機会にしてくれないかな。
まだ気持ちも高ぶってるし、元旦にも会ったばかりでしょ。
こっちの生活に完全に落ち着いている訳じゃないし、もう少し落ち着いてからにして欲しいの』

今の状態のまままた元旦に会い、義母に会おうものなら、
娘はしばらく現実の生活に戻れず、現実を見ようとしないかもしれないという大きな不安があった。
それでなくてもかつての友達に会い、元旦に会ったことで、昔の生活を思い出し、
気持ちが高ぶり、いつもの娘の状態ではないことはそばで見ていてよくわかったから。
それに万が一会ったとしたら
元旦親子が娘から何の話を聞きだし、娘が何を口走るかわからない。
今、元旦親子に会ったら娘が深く考えずに口走った言葉を元旦親子はそのまま受け止め、
こう思うに違いない。

『なんてかわいそうな愛ちゃんなの』って。

そうなれば元旦親子は黙っていないでしょう。
それこそ何を言い出すかわからない。
悪いけど、今は会わせたくない。
私はそう思った。

『なんだよ。なんで会ったらダメなんだよ。
愛に会う権利は父親なんだからあるはずだろ。
いつだって会えるはずだろ。問題ないだろ。
ペンシルちゃんだってそう言ってたじゃん。
それに愛に会うのもいちいちどうしてペンシルちゃんの了解を取らなきゃだめなんだよ。
了解を取らなきゃ会ったらダメなのか?
勝手に会ったって普通はいい話だろ。』

きたきたきたきた、今度はそう来たか。
誰も父親の権利を奪うなんてことは言ってない。
会うのがダメだとも言ってる訳じゃない。
ただこの間の今回で話が急だし、時間をもっと掛けて欲しいとお願いしてるだけだ。
(本音を言うとタブルで会って欲しくなかった気持ちが一番でした)
あぁぁぁあぁぁあぁぁぁ、今まで何の音沙汰もなかったくせになんで急にこう盛り上がるのか
私には本当に訳がわからなかった。

『誰も会わせないなんて言ってないよ。
まだ時期が早すぎるって言ってるんだよ。
今回は疲れているし、まだ気持ちが落ち着いてないから
とりあえず気持ちが落ち着くまで待ってってお願いしてるの。
私のためじゃなく、愛のことを考えて。
愛のことを本当に考えてくれるなら、お願い、今は黙って見守ってよ。
このまま愛が不安定になったら、それこそどうしていいのか私にはわかんないわ』

ここで元旦が納得するとは思わなかったけれど、とにかく納得してもらうしかなかった。
元旦が引くまで私もひかなかったから。
しばらくのやりとりののち、元旦はブツブツ言いながら電話を切った。
考えるより行動してしまう元旦が車をぶっ飛ばして娘に会いに来る可能性も考えた。
娘を待ち伏せして私の知らない所で会う可能性もありかもしれないと不安に思う気持ちもあったけれど、その後元旦が騒ぎを起こすようなことは何もなかった。
娘のことをその時一瞬だとしても考えてくれたのかわからない。
これ以上私にとやかく言われたくなかったのかもしれない。
私には理解できないが、元旦には元旦なりの娘を想う気持ちが確かにあったと思う。
どんな形にすれ、とりあえず自分の気持ちを抑え、娘に会わず向こうへ帰ってくれたことは本当にありがたかった。
元旦が見せた娘へ対する期間限定の執着
その執着は私の考えてもいなかった執着でした。
その執着に一体どんな思いが込められていたのか、
本当の元旦の気持ちは私にはわからないけれど、私たちはおかげさまで現在静かに暮らしている。

娘はあの時疲れていたこともあったと思うが、元旦が会おうと言えば多分会いに出掛けたと思う。
でも、ごめんね、愛。
今回はママのわがままにつき合わせてしまったね。
どうしても今回は会わせてあげられなかった私でした。

あれ以来、元旦が娘に会いたいという事は今までない。
あの時見せた執着はなんだったのだろうと考えるくらい静かだ。
向こうの生活に娘が入る隙はないという事なのだろうか。
それなりに向こうでよろしくやっているということなのだろうか。
元旦の考えてることはよく私にはわからない。
それでも近いうちに元旦は自分の親といっしょに娘をディズニーランドへ連れて行こうと計画している。
既に義親には伝えてあるらしい。
義理からたまに娘へ手紙が来るのだが、
『パパとばぁちゃん達といっしょにディズニーランドへ行こうね』と書いてあるので
本当に行くつもりで考えていると思う。
別に行っても構わないのだけど。
その前に考えてほしいことがひとつある。
娘や親をディズニーランドへ連れて行けるお金の余裕があるのなら、
少しは私や親にお金を返してもらえないでしょうか。
無理か。。。やっぱり。私って欲張りかしら?

そんな訳でこれから何が起きるかわかりませんが、
今は穏やかに暮らしている私達親子です。

そして今日でやっと私と元旦のエピソードは終わりとなりました。
長かったですよね〜、自分でももっと簡潔に書け〜とそう思いました。。。反省。。。
次回私から少しお話させていただき、このブログの最後にしたいと思います。
今まで長い間、このブログに付き合って下さった皆さん〜、本当に長い間お疲れ様でした。
次回で最後です。よかったら、足跡ぺったんして下さいね。
最後はパァ〜ッといきましょう♪



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離婚後の話ー番外編その4−

元旦は私と電話で話した後、娘に電話を入れた。

『愛、久しぶりだね。パパもこっちに来ているんだよ。
すごい偶然だね。夜少しお話しようね。
それから今回パパのお友達の家族がいっしょに来てるんだ。
パパの大事なお友達だから、
もし外で会ったらちゃんと挨拶するんだよ


娘はお泊りでかなりテンションが高くなっていたが、元旦に会えるというのでますます上機嫌になったと思う。 
私の心配をよそに娘は特別元旦のいう事を疑いもせず、まっすぐ間に受けてこう答えた。

『うん、大事なお友達なんだね。ちゃんと挨拶するからね』

この男、わが娘に向かって自分の連れご一行様に挨拶しろと言うのか。。。
一体。。。何考えとんじゃーーーーーーー(叫)
意味不明かつ訳がまったくわからないごまかしではあ〜りませんか!
普通そんなこと絶対言いませんよね?
ほんとにほんとはただの知り合いの家族だけなのかもしれないと思わせるような
元旦の言動にただただ驚いたけれど、
娘のことはどうにでもなるからって思っていたから
そんな訳のわからない言動が口から出たのかもしれません。
大人には通用しなくても子供には通用するだろうって。
それに娘のことなら自分が一番よくわかっている。
どうしたら喜んでくれるか、ご機嫌を直してくれるか、手なづける方法を自分はちゃんと知っている。
フォローは後からちゃんとすればいい。
どう言ったとしても万が一何かを見てしまったとしても
娘は自分のことを慕ってくれているからという自信が元旦の心にあったのかもしれない。

もちろん元旦の連れご一行様が娘と鉢合わせになることはありえない話だった。
元旦がそんなことをさせる訳なんてなかったと言うべきか。
だからあんなことを娘に言えたのだと思う。

娘はその日Mちゃん家にやって来たけれど、結局元旦の連れご一行様と会うことはなかった。
その代わりと言うのだろうか、元旦とは普段会わないような場所で出くわしたと言う。
Мちゃんのママがなるべく鉢合わせにならないようにと気を使って考えてくれたのだが、
不思議なことに普段なら絶対に会わないであろう場所に元旦が姿を現したことが数回あったと言う。
元旦がまるでそこに吸い寄せられて現れたとしか思えなかったらしい。
今回再会することがただの偶然ではないような気がするとMちゃんのママもそう言っていた。
どんなに避けようと元旦と娘は再会するように決まっていたのかもしれない。
これが親子の見えない引き合う力だったのかどうかは私にはわかりません。

結局連れご一行様と娘は会うことはなかった。
と言うより連れご一行様は一歩も外へは出なかったと思われ。
だから娘と会わないのが当たり前の話。
元旦が連れご一行様にどんな言い訳をし、どうやって納得させたのかわからない。
どう説明したのかわからないけど、娘に気付かれることなく、
連れご一行様は知らない間にあの家を後にした
元旦がY市へ戻るその日の朝早くに連れご一行様は帰ったようだ。
だから娘は連れご一行様の姿を見ていない。
娘の中では連れご一行様は『パパの大事なお友達』のまま変わることがなかった。
元旦と会えたことでついついおだって浮き足だってしまったけど、
でも何も知らないMちゃんがこっそり教えてくれた

『愛ちゃんと同じくらいの男の子と女の子と女の人が
愛ちゃんのパパと仲よさそうに家に入って行ったよ』

という事実だけは娘の心の内に自然と書き留められた。
その時は気づかなかった事実がなんとなく認識できるようになったのは
つい最近のことのように思える。

つい先日のこと。
娘からこんな話を聞いた。
娘のクラスに父子家庭の女の子がいて、近いうちにその子のお父さんが結婚することに決まったそうだ。
相手の女性にはその同級生の女の子より年下の姉弟がいて、
いっしょに暮らすことになるという話だった。
その話を娘が聞いた時、うまく言葉では言えないけれど複雑な気持ちになったらしい。
『そんなの自分は嫌だな』って。
娘がそう言うのを聞いて、私は娘の気持ちを確認したくてこう尋ねた。

『もしパパがこの先結婚するとしたら、愛はどう思う?』

そう娘に聞いたところ、間髪入れずず淡々としてこう答えた。

別に構わない。
おもちゃやゲームを買ってもらえば愛はいいから』

それが娘の本心だとは思わない。
ただの強がりで言った言葉かもしれない。
無理をしている気持ちももちろんあると思う。
でも、娘の中では元旦は自分の父親であることには確かに違いないけど、
離婚する少し前から自分だけの父親にはなってもらえないとどこかでわかっていたような気もする。
多分娘は元旦のことを適切な表現ではないと思うけど
『時々会いに来て、お小遣いやゲームをたくさん買ってくれる
優しいお父さんのようなおじさん』
と思うようにしたのだと思う。
そう割り切ることで、娘は自分なりに元旦との距離を置いたのだと思う。
娘の言葉には娘なりの割り切りがあるのだと思った。

話を戻しますが、元旦はうまく切り抜けた。
本当は共に連れご一行様と帰るはずが、連れご一行様をひと足先に帰し、
自分は帰る日にちを遅らせた。
どう切り抜けるつもりだろうと思っていたけれど、こう来るとは。
思わずうまくやったなとそう思った。

元旦のこと、もちろんどちらにもいい顔はしたかったと思うが、
結局娘を優先した形になったようだ。
その時は連れご一行様より久しぶりに会った娘が大事だと考えたのだろう。
ご一行様は帰ってからのアフターフォローでなんとかなると思った。
ふいに再会した自分の娘に急に愛情がわいてしまった。
他人の子より我が子が大事。
会えばやっぱりかわいい我が娘。
都合がいい話だけど、そう思ったのだと思う。

帰る日にちを遅らせた元旦は、娘と過ごす時間を作ることとなった。
自分に何か後ろめたさがあるのかどうだかわからないが、
娘がとにかくゴキゲンになるように街へ繰り出し、あれこれと必要以上にプレゼント攻撃したようだ。
そして元旦はあれこれ娘から話を聞き出した。
娘が離婚した現在、本当にしあわせであるかどうかを。
多分元旦が思うに。
離婚は自分の本意ではなくて、仕方なしに離婚に応じた。
自分と別れてどれだけしあわせにやっているものなのかを確認したかった気持ちがあると思う。
そして自分と別れてどんだけ娘のことをしあわせにしているのか
それを確かめたかったのだと思う。
そんな話確認するまでもない話なのに。
その前に今一度どうしてこうなってしまったかをご自分でよくお考えになったらいいがでしょう。
ご心配など要りません、心配していただなくても結構。
何より私たちは十分しあわせにやっているんですから。
心配ご無用ーーーー!
そう言いたい気持ちでした。

本当に勝手で都合のいい話ですが、
娘の話を聞いた元旦は私にその後物申してくることになりました。


番外編が長すぎる。。。と自分でも思います、ごめんなさい。。。
回りくどくてすみません!
もう少しおつき合いしてくださいね。
めっちゃさぶい毎日が続いていますが、体調崩さないであったかくしましょうね☆



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離婚後の話ー番外編その3−

私は考えた末、Mちゃんのママへこう伝えた。

『どうすればいいのか、私もかなり考えてみたけど、実際どうしたらいいのか今もよくわからないの。
でも、これはもう避けられない現実だと思う。
愛にはかなり酷な現実になってしまうけど、
Mちゃんのママも見るに忍びないかもしれないけど、何も見なかったことにしてもらえるかな。
何も知らなかったことにして成り行きを見守ってもらえるかな』と。

『愛ちゃんがかわいそうで見ていられないかもしれない。。。
出来るだけ鉢合わせにならないように気をつけてみてるからね』

そう言ってMちゃんママからのメールは一旦途絶えた。
それが夕方の話。
それから夜になってから再度Mちゃんのママからメールが入った。

『ペンシルちゃん、ごめんね。どうしても黙って見ていることができなかったの、許して。。。
さっき旦那さんが帰って来たのがわかったから、
明日愛ちゃんがうちに来るからとだけ伝えて来ました。
勝手なことしちゃってごめんね。
後は旦那さんの判断に任せようと思います。
もし、愛ちゃんに会いたいと言ってきたら会わせてもいいのかな』

Mちゃんのママの性格を考えると多分こうなるんじゃないかって
なんとなくだけど、そう感じていた部分があった。
逆の立場なら私も多分頼まれていたとしても黙って見ている訳にはいかなかったと思う。
だからこれはこれでよかったのだと思った。

さて、元旦はどう出てくるつもりだろう。
娘が明日自分の目の前に現れると聞いて、どんな気持ちでいるだろう。
娘と自分の連れとの魔の三角関係をどうやって打破するつもりなのか。
この場をどう切り抜けるつもりなのか?
元旦の出方が見物となった。

その夜、娘の携帯に何度も元旦から連絡が入ったのは言うまでもない話でした。
でも、娘は友達との遊びに夢中で、携帯に着信が入っていたことにまるで気づいていなかった。
連絡がつかず、焦った元旦は娘にこうメールを送った。

『愛、お願いだから朝一番でパパに電話をしてね。
急ぎの用事なんだ。
パパ連絡待ってるからね、お願いだよ』

まるで緊急を要するような内容だ。
後からこの内容を知って、笑う所ではないのはわかっていたけれど、
思わずプッと笑ってしまった。
確かに元旦にとって見れば、非常事態宣言である。
まさか娘がこっちに来ていて、自分には連れがいて、
下手したらというより明日鉢合わせになるのは到底避けられないとわかった以上
シラフではいられない。
なんとかどうにか事を穏便におさめたいと必死で手立てを考えたんだろう。
とりあえず娘に先手を打つことを考えた。
そんな所でしょうか。
多分元旦は娘と再会するまで、生きた心地がしなかったでしょうね、落ち着かなくて。
すべては自業自得なんだけど。

そして娘がMちゃんの家にお泊りに来るという朝。
朝早く元旦から私に電話が入った。
これも自分にとっては想定内の話でした。
電話は必ず来るだろうって予測してたから。
きっと助けを求めてくるんだろうなって。

案の定、電話口の元旦の声は最初から困ったちゃん状態に陥ってます〜と言わんばかりの口調だった。

『昨日の夜にさ、Mちゃんのママから聞いたんだけどさ、愛、こっちに来てるんだって?』

『そうだよ、前からМちゃんとは約束してたからね』

私はそ知らぬフリして話を続ける。

『それはいいんだけどさ、困ったことになったんだよ』

『何が困るの?
久しぶりに愛に会えるんだからうれしいんじゃないの?』

『そりゃうれしいよ。
だけどさ、今回一人で帰って来た訳じゃないからさ。
愛に変に誤解されたらまずいかと思ってさ』

焦って困ってる様子が手に取るようにわかる。
娘と自分の連れの間に挟まれ、慌てふためく滑稽な姿の元旦が目に浮かぶ。

『一人じゃないって誰といっしょなの?
愛に見られて困るような相手な訳?』

知っているのにわざと聞く私。
性格悪くたっていいもの〜
果たしてこの男、なんて言い訳するのかしら?

『向こうでものすごくお世話になってる家族がいっしょなんだよ。
泊まるところがないって言うし、ホテル代も高いから
それだったら家に泊まればいいよって言って連れてきたんだよ。』

ふ〜〜〜ん、ものすごくお世話になってる家族ねぇ。
確かに世話になってるかもね、元旦。

『だったら別に問題ないんじゃないの。
家族揃って来たんでしょ。愛と会ったって問題ないじゃない』

おらおらおら、なんとか言ってみぃ、元旦よ。
何が困るのよーー

『それがさ。。。お父さんが仕事で来れなくて親子3人で来てるんだよ。
だからさ、愛になんて言ったらいいかなって思ってさ』

『ふーーーーん、お父さん抜きの3人なんだ。ふーーーん。』

私はあえて含んだ物の言い方をした。
ざまぁみろ、いい加減なことばかりしているから、こうなるんだって。
私は内心いい気味だと思った。
あっちにもこっちにもいい顔しようなんて、そんな虫の良すぎる話はない。

『本当にすんごくお世話になってる家族なんだって!
愛には誤解されたくないからさ、ペンシルちゃんからも言っといてよ。
お世話になってる家族が来てるからねって』

あららら、ムキになって言えば言うほど怪しさ倍増なんですが。
あんまりにも図星すぎて困っちゃった訳?
あまりにも滑稽すぎて笑えた、本当に。

『それでいつY市へ帰るのよ』

とにかくとっとと早く姿を消して欲しかった、娘の前から。
ただそれだけだった。
元旦に連れがいなければ、そうは思わなかったかもしれない。
こうなってしまうのもこうなるのも全部この男が悪い。
娘ももちろんだけど、向こうの連れのご一行様も気の毒にと思った。
結局この男にいいようにつき合わされているだけだと思うから。

『明日向こうへ帰るよ。
その前に少し愛に会ってもいいだろ、久しぶりだし』

別に娘に会わないでくれと言うつもりはない。
ただ娘のことを元旦の都合で振り回しては欲しくないだけだ。
元旦の事情に娘を巻き添えにするのはやめて欲しかった。

『別にそれは構わない。
愛も久しぶりたから喜ぶと思うし。
ただ愛にはちゃんと元旦の口から説明してあげてね。
ちゃんとわかるようにね』

そう元旦に釘を刺し、電話を切った。
元旦はこれから自分の娘に言い訳し、
そして自分の連れご一行様にも言い訳を作らなきゃいけない。
これぞ二重苦の苦しみ。
存分に味わいたまえ。そう思った。

それにしても。
この元旦にとって言わば修羅場をどうやって切り抜けるつもりなのだろう。
自分の娘と連れご一行様。
どちらにいい顔をするのだろう。
今の元旦にとって自分の娘と連れてきたご一行様とどちらを大切したいと思うのか。
元旦の出方が気になった。
そして果たして娘はそんな元旦のことを思うだろう。
それが一番気がかりだった。



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離婚後の話ー番外編その2ー

昨年の夏休みの話。
娘はかつて住んでいた家の近所のお友達の家へお泊りへ行くことになった。
離婚前住んでいた家は新興住宅街ということもあり、
同じような年代の家族がとても多く、娘と同い年、同級生になる子供たちもたくさん住んでいる。
生まれてから気づくとずっといっしょに遊んだり、行動を共にしてきたかつて住んでいた家のすぐ前の家のMちゃんとは『離れてもずっと友達でいようね』と約束しており、
離婚前から夏休みにMちゃんに会いに行くからと娘は何度も口にしていた。
自分の仕事の都合もあり、すぐに遊びに行けるような距離ではなかったので、
なかなか娘とMちゃんの約束を果たせないままきてしまったが、
Mちゃんのママから『愛ちゃんがお泊りに来てくれるのをMもずっと楽しみに待ってるのよ〜
気兼ねはいらないから愛ちゃんをよこしてね』と言ってくれたこともあって、
Mちゃんのママの言葉に甘えて
夏休みに数日間Mちゃんの家にお泊りさせてもらうことになった。

夏休みに入り、Mちゃんや他のお友達と会うために愛は一人飛行機に乗って旅立った。
今回はMちゃんのお家の他にも仲良くしていたKちゃんからも声を掛けてもらい、
Kちゃんの家に2泊お泊りしてから、Mちゃんの家にお泊りすることになっていた。
Mちゃんの家に明日娘がお泊りするという前日の昼間、急にMちゃんのママからメールが入った。
それも『余計な話かもしれないけど』って件名で。
私にとっては一体なんの話だろうとまるで訳がわからない、内容がまるで見えない謎な件名だった。
なんだかとっても嫌〜な気がしつつ、メールを開けてみたら。

?!!!

その内容に私の目は思わず点になった。
思ってもいない話を突然知らされ、面を食らってしまったと言うのか、
なんとも信じがたい話と言うのか
Mちゃんのママからのメールの内容はまさかまさかの内容で本当に思ってもいない話だった。

Мちゃんのママからのメール。
それは事にあろうことか元旦の話だった。
明日娘がMちゃんの家にお泊りするというこの前日に
元旦がなぜかあの家に帰って来ているとわかったという。
Mちゃんのママが気づいたのはさっきだけど、どうやら昨日から家にいるらしい。
家は私たちが家を出てから人の出入りなどなく、
ほとんど空き家同然で家に明かりが灯ることはないに等しい。
それがどうやら昨日から家中の明かりがついていると言う。
Mちゃんがそのことに先に気づいたらしい。

家は任意売却の話が進んでいた最中だった。
売却されるまでは普通に家には住んでいられるらしく、人手に渡るまでは一応元旦の家に違いなかった。
だからと言うのかわからないけど、一年に数回仕事の関係でこっちへ来ることがあったらしいが、
何度かホテル代わりにあの家を使っているらしかった。
と言っても一年に数回あるかないかの話
その数回に今回のお泊りが当たることになるなんて思ってもいない話だった。
恐ろしい偶然だと思った。
まさか元旦があの家にいるだなんて考えてもいないことだった。
今の状態ならどう考えても元旦と娘は嫌がおうでも再会することになる。
それは私の想定外の話だった。
もちろん元旦には娘がMちゃんの家にお泊りするだなんて伝えていない。
元旦ももちろん娘がこっちに来ているだなんて思ってもいないだろう。
これは偶然の一致。
運命のイタズラ?!
いいえ、最初から元旦と愛が会うことは決まっていたのかもしれない。
元旦もまさか愛と会うことになるなんて考えていないはずだった。
元旦にとっても想定外の話だったはず。
思ってもいない話は私だけじゃなかった。
元旦は絶対に焦るに違いない。
『これはまずいことになってしまった』と。
まぁ私と元旦の場合、その意味合いがまるで違うのだけど。
なぜなら元旦は一人ではなかったから。
女連れ、それもなぜか子持ちのご一行様といっしょだったみたいだから。

Mちゃんは見ていた、元旦が一人で帰ってきた訳じゃないことを。
女の人といっしょに小学生の女の子と男の子が元旦の車から降り、
共に家に入って行ったのを見たらしい。
出張でホテル代わりにあの家を使ったとしても全部の部屋に明かりが灯ることはない。
元旦以外の誰かが家にいることは間違いようのない事実だった。
Mちゃんの見間違いではなかった。
Mちゃんのママは自分の目を思わず疑った。
『まさか、まさかね』って。
私に『愛ちゃんと同じぐらいの年の親戚がいる?』って確認するように聞いたけれど、
残念ながら親戚に愛と同じくらいの年の子供はいない。

Mちゃんのママからの話を聞いた時、これは間違いなく親戚とか友達の親子なんかではなく、
元旦と深い関わりを持つ女性なんだろうってすぐにそう感じた。
私の直感だった。
きっと今後何らかの言い訳をするに違いないが(私に対してじゃなく愛に対して)
私の目はごまかせない。
って言うよりMちゃんのママも疑ってしまう話なんだから、普通に考えたらおかしいだろって話です。
万が一元旦の友達の家族だったとしても、家族ぐるみで仲良くしていたとしても
父親不在の中で、元旦といっしょに家にお泊りするのはいかがなものかと思うし、
それにMちゃんのママはあの家を見張っていた訳では決してないが、
元旦といっしょに家に入ったまま、家に明かりはついているけれど、
その親子が家から出入りする様子はあまりないように見えたようだ。
観光で向こうから遊びに来たのだとしたら、家に閉じこもっているのではなく、
元旦抜きであちこちに出掛けたりしないだろうか。
たとえ数日でも元旦の帰りを待っているかのような、そんな過ごし方はしないと思う。
自分たちの使っていた布団やベッドはそのままにして出てきた。
それをあの親子が使っているとしたら。。。
元旦はそんなことなど別に気にも留めていなかったのだろうが、
男と女の感覚は違うのかもしれないが、そう考えたら元旦の神経を思わず疑った。

元旦は一人でじっとしているような男ではない。
借金の影ももちろんあったけれど、女の影もずっとあったことも事実で、
向こうへ行ってからは一人自由によろしくやっていることもよく私にはわかっていた。
だから女がいたとしても全然おかしくないし、ご自由にどうぞと思っていたけれど、
離婚後だから女を作ろうとよろしくやっていようと私には関係のない話だったけれど、
今回ばかりは少し事情が違った。
愛の前でそれは酷すぎる話だと思った。
娘はその辺の大人の事情ってものをまだまだ知らないし、わかっていない。
今回自分の父親に知らない家族連れがいっしょで、
かつて住んでいた自分たちの家に仲良く出入りする姿を目にして愛がどう思うか
それが問題だった。
まだ幼い愛が何を感じ、どう思い、何をどこまで理解できるかわからない。
Mちゃんのママも愛のことが気がかりで仕方なくなって私に連絡してきたのだ。

『愛ちゃんがもっと大きくなって理解できる年ならよかったんだけど。。。
仕方のない話かもしれないけど、このまま出会わずに向こうに早く帰って欲しいよ』

それがMちゃんのママの本音だった。
でもそうは現実うまくいくはずがない。
そう言うMちゃんのママは
元旦に愛ちゃんが明日来ることを伝えるべきか
伝えない方がいいのか
考え悩み、私に連絡を入れた。
Mちゃんのママは本当は自分が口を挟む問題ではないとわかってた。
これが仕方のない話だという事も。
でも目の前でこのまま愛と元旦が再会するのを黙って見ていられなかったのだと思う。
愛のことがいたたまれなくて仕方なかったのだと思う。
どうすべきか、私はしばらくずっと考えた。
元旦に娘が明日ここへ来ることを伝えるべきか、
それともこのまま偶然を装い、再会を待つべきか。
愛のためにできることは何だろうと。

愛のことは出来るなら傷つけたくはない。
離れていても口に出さなくても元旦のことがだいすきな気持ちは愛の中で変わらない。
そんな父親が自分以外の同い年ぐらいの子供に優しいまなざしを向け、
娘がもう出入りすることのないあの家に堂々と入っていくなんて想像もしていないだろう。
どんなに幼くたって感じるものはあるはず。
ショックを受けるかもしれない。
傷つくかもしれない。
楽しいお泊りが一転して悲しいお泊りに変わってしまうかもしれない。
でも。
それでも厳しいかもしれないけれど、傷つくかもしれないけど、これが現実。
確かにまだ幼いかもしれないけど、今の自分の父親の姿を見た方がいいと思った。
元旦には元旦の人生があり、私たちには私たちの人生があり、それぞれ歩んでいく道は違う。
元旦が将来誰かと再婚する可能性だってある。
いつまでも愛だけの父親であり続けるとは限らない。
今ごまかしたとしてもいずれ気づく時が来るだろう。
きっとこれには意味がある。
今回偶然にしてもこうなるにはこうなるだけの意味が必ずあるに違いない。
何日か愛がお泊りの日をずらしていたら、元旦が別な日にちに帰ってきたのなら
こんなことにはならなかった。
きっとこれは偶然なんかじゃない。
偶然にこれから翻弄される訳でもない。
こうなることはきっと前から決まっていた。
偶然じゃなく、きっと必然。

愛にとっては厳しい現実になろうとその現実を受け止めて欲しい。
そう強く強く願った私の願いは果たして娘に届くでしょうか。
それぞれまったく別な思いを胸に長い長い一夜が明けることになりました。

私の予想とはまた違った娘と元旦の再会
さてさてどんな再会の形になったでしょうか。
その話はまた後日させて下さいね。
いつも長くて、なかなか終わらなくてすみません。。。
もうすぐ終わりを迎えます。
それまであとちょっとおつき合い下さいね。



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離婚後の話ー番外編その1ー

元旦と離婚して1年数ヶ月が過ぎた。
すっかり実家での生活にも慣れ、娘と私は穏やかで静かな毎日を送っていた。
もしかしたら離婚したことを後悔する日々がやってくるのではないだろうかと
ふと考えたことがあった。
毎日を暮らしていくのに精一杯で余計なことなど考えられなかったのかもしれませんが、
後悔度0%宣言をしてもいいくらい、
後悔する気持ちは私の中でまったくと言ってありませんでした。
あんなに悩み苦しんでいた暗黒時代が嘘だぴょ〜んと言うくらい、
晴れ晴れしく気持ちいいくらいにすっきりです。
紆余曲折、人生山あり谷あり、崖っぷちあり、
一歩進んで十歩下がるような激しい人生を自ら進んで歩んでしまったけれど、
もうそれはすべて過去の話になり、
今は前を向き、一歩一歩元気にゆっくりなペースだけど、
先に見える温かい希望の光の差す方へ向かって歩いていける毎日になりました。

私たちのリアルタイムの生活に元旦はもういない。
影も形もない。
元旦っていう存在すら忘れていることが多くなった。
元旦の存在を思い出すのは決まってクリスマス前。
一年に一度のイベントを楽しみにしている娘宛てに元旦から連絡が入る。
娘のクリスマスプレゼントのリクエストを聞くための電話だ。
養育費の他にクリスマスプレゼントと誕生日プレゼントやお年玉をまだ離婚してから2年しかたっていないが、元旦は娘のために送ってくる。
形だけかもしれないけど、娘の存在
ちゃんと元旦の中で変わらずあり続けているような気がする。
パパの存在を忘れて欲しくないからか、
ただ単に娘の前でいい格好をしたいだけなのか、
たった一人の娘であることに今更ながら気付いたからなのか、
父親としての義務を果たそうとしているのか、
それとも元旦なりの娘へ想う愛の形なのか、
どれが本当の気持ちなのかはわからないけれど、
娘が今の元旦にとってどうでもいい存在ではないと思う。
本当にどうでもよかったら、養育費もプレゼントも送ってこないはずだと思うから。
元旦の中で娘の存在がどれだけの割合を占めているのかわからないけれど、
少なくてもどうでもいいってレベルではないと思う。
娘だけのことじゃなく、昔から人の誕生日やイベント事と言うとあれこれ機転をきかし、
事細かく迅速に動くマメマメマーメな男だから
イベント事にフットワークが自然に軽くなるのは
元旦の中では大したことじゃなく、ごくごく普通なことなのかもしれないけど。
この先恋人ができたり、再婚でもしようものなら、娘の存在は途端に小さくなってしまうのかもしれないけど。

元旦とは一年に何度か電話で娘のことや家の任意売却の件で多少話すことはあったが、
離婚してから一度も会ったことはない。
娘とももちろん会ってもいない。
私的には特別会わせないようにしていた訳ではないけれど、
出来ればまだ会って欲しくないという気持ちが強かった。
娘の父親に対するイメージは離婚前とちっとも変わっていない。
父親のしでかした行為によって離婚することになってしまったという事実は受け止めているけれど、
元旦のことは決して嫌いになった訳じゃない。
元旦に冷たくされた訳でもなければ、怒られていた訳でもなく、
どちらかと言うと表面上はかわいがられていた方だと思う。
もちろん子供だましの面はあったのだけど、
娘はまだ小さかったこともあってそのことに娘自身まだ気付けない。
今の状態で元旦に会えば、ほんのひとときではあるけど、
娘にとって至れり尽くせり状態のまま過去を振り返るようになり、
実家での今の生活をついつい忘れがちになってしまうのは目に見えていた。
母親としてと言うより私のエゴになってしまうが、
まだ幼い娘の心があちこちに揺れてしまうのを見たくはなかった。
だから元旦に会うのは娘の心が成長し、
物事を自分でちゃんと考えられるようになってから会うのがいいと一人で勝手にそう思っていました。

私の母はしつけには厳しく、孫には決して甘いおばぁちゃんではない。
私の教育がなってないとダメ出しも今まで何度もされている。
(頭の痛い話です、とほほ。。。)
すっかり今の生活に慣れたとは言え、二人きりで過ごしていた離婚前の生活とは違い、
勝手が違う実家での生活は娘にとっては面を食らうことが多く、
完全にこちらでの生活に溶け込むまでまだしばらく時間を費やす必要があると考えていた。
そんな中元旦と会うと考えたら。
どんなことを元旦が聞き出し、どんな話を娘が元旦にしてしまうのかも不安材料になった。
元旦が突然何か言い出す可能性も否定できず、
父親と会う権利は子供にもちろんあってしかるべき話なのだけど、
それは私が決めるべき話ではないとわかってはいたけれど、
出来るならまだ会って欲しくはないというのが私の本音でした。
娘の気持ち、ちっとも考えていないダメダメな母です。。。

簡単に行き来できるような距離ではないことが幸いしてか、
離婚後元旦が『娘に会わせて欲しい』という話もなく、
その点においては私たちの視界に元旦が見え隠れすることもないので、安心した生活を送っていた。
ところが、昨年の夏、意外な場面で本当に偶然な話だが、
ばったり元旦と再会することになった。
私ではなく、娘が久しぶりに元旦と再会する。
それも思いがけないシチュエーションで。
人生、どこでどんな形の出会いが待ち受けているのか本当にわからないもの。
そのことを改めて感じることになった娘と元旦の偶然の再会でした。



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任意売却

義母は多少思うことがほんの少しはあったのかもしれないけど、結局変わらなかった
変わったことと言えば自身の今後の夢が変わったぐらいだろう。
たとえ義母が変わらなくても、これからの私の人生に義母がもれなくついてくることはもうない。
無理に変わらなくてもいいし、別に変わって欲しいとももう思わない。
変わって欲しいと願ったのは、なんとか元旦を説得して欲しかったから。
義母は私にとってもう赤の他人になった。
元旦もそうだけど、関係がなくなって今は本当に安堵している。

元旦一家に共通して言えること。
この一家は揃って主役級の要注意人物揃い。
完全なあんぽんたんではないけれど、
他人が深く関わる場合には『取り扱いには十分注意願います』
注意書きを記す必要ありだと思う。
関わるととんでもない思いを味わうことになる。
ただの知り合いだったら、どんなによかったことか。
ただの知り合いだったなら、元旦のことも義母のことも『なんていい人たち』で終わっていたかもしれない。
基本友達には優しく、義理を尽くし、受けた恩は決して忘れず、その恩をちゃんと返す人だから。
あくまでも身内ではなく、他人限定になるけど。
今となっちゃ他人となっても関わりたくは絶対ないけれど。

義母は元旦を説得できなかったけれど、話は最悪の事態を免れた。
家はお互い任意売却をする方法で決着がついたから。
それからは元旦と言うより不動産会社を間にして任意売却の話を進めていくことになる。
任意売却の手続きが正式にとれるのは、家のローンを6ヶ月ほど延滞してからになるので
実際半年ほど時間があく形となった。
家のローンの延滞後、半年を過ぎた頃に住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)から
一括返済を求める催告書最終通告書が配達証明で届いた時には、
わかってはいても気が焦り、気持ちが落ち着かなかった。
居てもたってもいられず、不動産会社にその都度問い合わせをし、確認したほど。
手続きを進める上での書類だと聞かされたけど、やはりあまり心臓にはいい話ではありませんでした。
その後正式に任意売却の手続きがなされた後、家は売りに出された。
そして間もなくして家は売却され、人手に渡ることに決まった。
売却後の家のローンの残債は思ったより大きな金額となってしまったけれど、仕方がない。
それを今後元旦が少しづつ返していくことになる。
私たちの場合、家のローンは住宅金融公庫一本だったからか、
毎月の返済が厳しいものにならなくて済んだように思う。
不動産会社の担当者の話によれば、毎月の給料によって返済は変わるらしいが、
毎月5千円から2万ぐらいで生活に支障のない支払いで済むように考えてくれるらしい。
私も書いて送りましたが、月々の収支を記載する生活状況表に基づき、返済額を決定するようだ。
私の場合、払える余裕などもちろんないので、極端な話、
不動産会社のアドバイスを受け、一円も払えませんというような記載にして提出しました。
元旦に何かない限りは、私に支払い命令がくるようなことはないと思うけれど、
万が一元旦が今後自己破産するようなことがあったら、
不動産会社の担当者が『その時は改めて相談に乗りますので』と言ってくれているので、
もしかしたら何か策があるのかもしれません。

任意売却することになり、家のローンがなくなり、元旦の生活は楽になったようだ。
多分Kさんの力添えで昇給したのだろうか、
元旦の給料は正社員になったばかりで日が浅いというのに、何ヶ月かで倍近くに上がった。
多分借金を自力で返せるようKさんが力を貸してくれたのだと思う。
借金はどうやって返しているのか全然わからない。
あれだけ大きな借金をどうやって返しているのか、まったく検討もつかない。
でも、何らかの形で借金を返済しているようだ。
私にはもう元旦の借金は関係ないし、元旦に何か言葉をかける必要も気持ちもないけど、
助けを借りているとしても、今度こそは自力で最後まで返して欲しいと願っている。
何が何でも自力で返すべき。
じゃないと誰かがまた必ず犠牲になってしまうから。
これ以上借金で人を巻き込んで、振り回しては欲しくないから。
既にKさんの力を借りている時点でもう自力で返していることにはならないけど。
借金は当分出来ないとしても反省は心からしている訳ではないと思う。
いや、反省はしていないでしょう。
ちょっと今回はやりすぎてしまったと思ってたとしても『悪い』という気持ちは
今でも元旦の心の中には残念ながらないと思う。
だからまた何年先になるかわからないけど、借金すると思います。
借金はまた平気で作ると思います。同じ過ちをまた繰り返すことになるでしょう。
だって。
全然懲りてないから。
借金で地獄を見た訳ではないから。
借金の本当の怖さをまだ知らないから。
誰かが必ず最後には助けてくれるから。
本当の意味で心から変わった訳ではないから。

家のローンがなくなってから、少し余裕が出来たのか、
しばらく振込みのなかった養育費も振り込まれるようになった。
養育費のことは訴えてはいたが、最初から期待などしていなかった。
考えてくれないなら、別にそれはそれで構わないとあきらめていた。
元旦のことだから、もしかしたら義母に『養育費を払わないと将来愛ちゃんに会わせてもらえないわよ』と言われたのかもしれない。
でも、こうして養育費を振り込んでくれるのは
元旦なりに責任を果たそうとしているのかもしれない。
血のつながりを人一倍大事にしている家族だから、
愛のことは気にかけてくれるのかもしれない。
娘の父親として思うところがあると思いたい。
完全に狂っている男ではなかったと思いたい。
常識を逸脱している面も多々あるが、
子供のことに関してはそうじゃない面も持ち合わせている男だと思いたい。
私の希望的観測にしかすぎないのかもしれないけど、
元旦は娘のたった一人の父親であることに間違いはない。
そのことを忘れず、これからも愛のことを想い続けて欲しいと願う。
娘をがっかりさせるような生き方は見せないで欲しいと願い続けてる。

って言ってる先から『あ〜ぁ。。。』と思うようなちょっとした出来事が昨年の夏に起きたのでした。
この話は離婚後の話ー番外編です。
これだから、元旦って男は。。。ばーーーか、ばーーかって話です。
よかったらこれで最後の元旦話になりますが、聞いて下さいね。

仕事がちょこっとと忙しいです。
明日はお休みさせて下さいね。
また、ここで話させてくださいーーーー



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決着ーその2−

元旦は本当に恵まれている男だと思う。
今まで何度も過ちを繰り返しながら、借金の持つ本当の怖さを味わうことなく、
自分の作った借金に苦しむことなく、債務整理や自己破産することなく、生きてきた。
それもこれも今まで何度となく人を犠牲にしてきたからだ。
他人の犠牲の上に成り立ってきたような元旦の人生と言ってもいいだろう。
でも今回はそうはいかなかいはずだった。
私が元旦を完全に追放した今回ばかりは、誰も元旦を助ける人などいないだろうとそう思ってた。
でも。
今回もぎりぎりのところで元旦はKさんに救われた。
すべてKさんに頼った訳ではないと思うけど、
Kさんがいなければ元旦はどうすることも出来ず、その場から結局逃げ出していたのかもしれない。
すべてを放り出して消えていたかもしれない。

本当に運がいいと言うのか、悪運が強いと言うのか、恵まれている男だとつくづく思う。
その運のよさと言うのか悪運の強さと言えばいいのか、私には説明がつかないが、
私自身も助けられたことになる。
元旦が自己破産してしまえば、今後の私の身の振り方も考えなければならない話になったけれど、
自分にとって最悪な事態には幸いなことにまだ陥っていない。
元旦もそうだけど、私もKさんに助けられた。
その点では元旦にある意味感謝しなくてはいけませんね。

元旦自身もKさんに助けられ、大きな借りを作ったことで、
Kさんに対してはますます頭が上がらなくなったことだろう。
Kさんのいる会社でKさんの顔をつぶさないよう、
元旦は元旦で借りを背負いながら奮闘していかなければならないはず。
そう考えれば元旦にとってもこれが
再起を賭けて人生をやり直す絶好なチャンスかもしれないと思った。
まぁ、実際元旦がどう感じているかはまったくもってわからない話た゜が。
懲りない男だから、どんなことを思い、今も尚何をしているかわからないけど。

義母の話はまだ続きがあった。

『家のことなんだけど、元旦もようやく家を手放す気になったのよ。
そりゃそうよね。
私もそう思っていたから、これで問題はなくなるわね。
任意売却の話本格的に進めてもいいのよね?』

『えぇ、そうした方がいいと私も思ってましたから』

『その確認がしたかったの。
勝手に話を進めてちゃあれかしらと思って』

確認するって今更何を、お義母様?←もう義母じゃないんですけどね。。。
相変わらず義母は人の話を聞いちゃいない。
私はずっと任意売却してくれーーとお願いしてたはずなのに。
とっとと話を進めちゃっていいっすから、ほんと。
なんで話がこうも通じないのかしら。
このテンションにはほんとついていけないわ。。。
ゲンナリ気味の私を置いといて、義母は調子のいいテンションのまま話を続けた。

『私ね、あと数年したら元旦のいるY市へ行くつもりなの。
どちみち数年後には家を出なきゃいけないし、
こっちにはもう未練なんてないし、元旦も来てもいいって言ってくれてるから。
あのコももういい年だからこんなこと言うのはなんだけど、
少し息子の管理をするつもりよ。
私がそばでちゃんと見張っていれば、少しは違うでしょ。
向こうで家族3人いっしょに生活して出直すわ』

そう言う義母の声にものすこい大きな希望のオーラを感じた。
義母は新しい夢を見つけたらしい。
息子といっしょに住むって新しい夢。
それまでの夢、自分たちの家を持ち、孫と一緒に同居するという義母の夢は
ものの見事に散ってしまったけれど、
義母がこれから生きていくためには新しい希望なる夢が必要だった。

離婚し、息子が一人となった今、このまま息子を一人にしておく訳にはいかない。
今の息子には母親の私が必要だわ。
単身赴任中も息子は何かと不自由もしていたはずだし。
これからは私が息子のお世話をしなくちゃね。
私のこれからの楽しみ見つけたわ、るんっ♪
って気持ちだったんではないのでしょうか。。。

あれま〜と思った。こう来たか〜と言う気持ちだった。
義母のことだから、あのままで終わるとは思っていなかったけど、
こんなに早く自分の夢を見つけた義母をある意味すごいと感心した。
それも大胆にY市へ引っ越すと言う。
元旦と共に暮らすと言う。
それが本当に出来ると信じてる。
あぁ、なんて自殺行為。。。
束縛を嫌う元旦が義母との生活を心から望んでいるとは到底思わない。
元旦は離れているから時々母親にも優しく出来たのだろうけど、
実際に暮らすとなるとそうはいかないだろう。
それに息子を管理するって、どんなに管理しようとあれこれ試みたって
元旦は管理なんてまったくされない男だ。
思うようになんて絶対ならない。
義母はどこか勘違いしているし、やっぱり息子のことをわかっていない。
向こうへ行ってしまったら最後、どうなるかってわかってない。
どうなるか考えたらぞっとする。
困るのは義母自身なのに。
無謀な夢だと思った。
あえて何も言わなかったけど。
私からいう事などもう何もなかったから。
義母の方も聞く必要もなかっただろう。
義母の夢は自分で大切に温めればいい。叶うも叶わないも別にして。

『ペンシルちゃんにはもう電話することもないと思うけど、
これから元気にやってちょうだいね』

それが私が聞いた義母の最後の言葉だった。
夢と希望に満ちた義母はそのままクルリと私に背を向け、あっという間に私の前から姿を消した。

さようなら、義母よ。
いい意味じゃないけど、いろんな意味であなたから学ぶことは多かった。
ある意味感謝してる。
もう会うこともないと思うけど、あなたも達者で暮らしてね。
あなたの大切な息子と末永くしあわせに。

最後に捧げた私の気持ちを義母はちゃんと受け取ってくれただろうか。
義母との関係は私の中でこうして『終わり』を告げることとなりました。



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決着ーその1−

『家のことは大丈夫、私たちに任せてちょうだい』
豪語していた義母が元旦の借金総額を聞き、
今の元旦の状況を考える中、突然自分の考えを翻した。
あの家に義親が引っ越してくる前にこんなに早く話が変わってしまうとは思ってもいなかったけれど、
それだけ元旦が借金で首が回らなくなったという事だと感じた。
『あの家を手放した方がいい』と義母はそう漏らした。
実際元旦と会って話をした際、そうした方がいいと伝えたらしい。
元旦には『自分でなんとかするから、もう何も言わないでくれ』と言われたらしく、
これからどうするのか義母はまったく検討がつかない様子だった。

義母の話を聞き、私は考えた。
となれば家は一日も早く手放した方がいい。
あの家の必要性などもうまったくないのだから。
元旦がどう考えているのかはわからないままだったけれど。

このままでは自己破産してしまうのは目に見えていた。
いくら『絶対に自己破産なんてしない。
ペンシルちゃんには死んでも迷惑は掛けない。
万が一迷惑を掛けるようなことがあったら、死んでもいいから』と
言っていてもまるで説得力がない話な訳で、
元旦の性格を考えると『ここまできたらもうどうにでもなればいいや』と思ってやしないかと
内心ちょっとヒヤヒヤしていた。
いつ何時、家のローンの支払命令が私にやってくるのかわからない。
これから元旦が必要に迫られ、何らかの方法をとるにしたとしても
そうなってしまう前に家のことは決着をきちんとつけておきたかった。

いくら元旦がこの先何ヶ月かは借金で借金をいいだけ回し続けたとしても
行き着く先は見えている。
借金が膨大すぎて今後はもう家のローンを支払えないとわかった以上、
残された選択はこのまま競売を待つか任意売却するしか残されてない。
実際話を聞いた訳ではないけれど、競売で家が売却されるより、
任意売却の方が残債務が少なくて済み、
その残債についても収入に応じて支払いができるよう対応してもらえるとわかった。
強制的に競売にかけられるより、事前に任意売却の手続きを踏んで今後の生活を見据えた方が
精神的にもダメージは少ないように思える。
家のローンがなくなれば(残債は残ったとしても)毎月の生活は今までよりうんと楽になるはず。
お互いの今後の生活を本当に考えるなら、そうするのが一番だと考え、
一日も早く債務整理するか任意売却をと訴えてきた。
元旦の借金の総額を聞いてしまった今、元旦自身、任意売却うんぬんより言ってる場合ではないかもしれない。
それでも万が一元旦が自己破産するようなことになったとしても、
その前に家の任意売却の話を真剣に進めてもらわなければという強い気持ちになった。
任意売却をし、、元旦が自己破産になった場合、その残債を私は支払う覚悟でいたから。
もちろん残債の支払いによっては、自分の自己破産も考えに入れていたけれど、
なんとか支払いながら、やっていけないかと考えていたから。

元旦も私もあの家から離れ、別々に暮らしている中、
任意売却をどうやって進めればいいのか、あれこれ考えていたある日のこと。
義母から突然電話が入った。

『ペンシルちゃん、聞いてちょうだい。
あのコね、やっぱりいつものあのコだったわ。
借金のこと、もう既に弁護士に相談してたらしいの。
自分でちゃんと全部するつもりで私に借金の話も明かしたのよ。
(私の思った通りだったわと言うようなニュアンス大)』

久しぶりに聞いた義母節だった。
声のトーンが前回までの低いトーンとまるで違う。
いつものイケイケな爆走気味の義母のトーンだった。
そんな義母の声を聞きながら、ついに元旦がどうにもならず、自ら弁護士に赴いたのだと知った。
もうどうにもならなかったのだろう。

この春に元旦は契約社員から正社員になったと聞いていた。
今まで何度となく、『正社員になってくれないか』と会社側から言われてきたらしいが、
家庭もあり、生活が厳しいからと言って引き延ばしてきたそうだ。
社員のお給料はボーナスはあるけれど、
今までの契約社員で働くお給料に比べれば毎月決まった額になり、かなり安くなってしまう。
(それが普通なんだけど)
莫大な借金を抱えている元旦にとって正社員で働くってことは
借金の支払いがまったくできなくなることを意味する。
自分で自分の首を絞めることを意味する。
だからかたくなまでに正社員になることを拒んできたのだと思うけど、
離婚も決まって拒む正式な理由もなくなり、会社側の提案を受けざるを得なくなった。
ゆえに借金の支払いのメドも立たなくなり、
にっちもさっちもいかなくなってついにギブしたのだと思う。
ついに元旦も落ちたかというのが話を聞いての正直な気持ちだった。

『弁護士さんには、あれだけの額の借金があるなら自己破産した方がいいと勧められたそうよ。
でも、自己破産はできないからって。持ち家があるから。
ペンシルちゃんには迷惑を掛けられないからってあのコ言ってたわ。
あのコはそういうコなのよ。
何にも考えていなようで、全部考えていたんだと思うわ』

意外な話だった。
そんな言葉が元旦の口から出るとは思わなかったから。
もうどうでもいいって半分自暴自棄に陥ってると思ってたから。
ほんの少しでも私たちのことを思う気持ちがあったってことだろうか?
それとも自分が言ったことに対しての元旦のただの意地なのだろうか?
どうしてなのか私にはわからなかった。

義母の話は続いた。

『すべてをKちゃんに話したそうよ。
今はKちゃんが力になってくれてるらしいわ。
借金のことはちゃんとなんとかするってそう言ってたから』

そうか、そういう事か。
今の会社の社長、親戚のKさんにどうにもならなくなって助けを求めたってことか。
面倒見のいいKさんは元旦のことを放っておくことなど出来ずに手を貸した。
Kさんは昔から元旦のことを知っている。
離婚をしたことも話を聞いて知っている。
それが原因で離婚しただろうってことも。
このまま元旦を突き放すことも出来なかったんじゃないかとそう思う。
それにKさんにとっても今、元旦は会社に必要な人物だと思ってる。
ここで元旦をダメにしてしまうようなことはしたくないはずだった。
Kさんを味方につければ、元旦は誰よりも心強いはずだろう。
元旦の借金をどうするつもりなのか、私にはわからない話だが、
義理と人情をモットーに生きるKさんと元旦の話の中で、
元家族に迷惑を掛けてしまう自己破産の道を選択しないことを決めたのだと思う。
Kさんがいなかったら、元旦の人生はどうなっていただろうか。
私の今の生活も変わっていたのかもしれない。


終わりが見えてきました。
話はもう少しだけ続きます〜、もう少しおつき合い下さいね!


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